くしゃみをした

dairy, translation, etc.

人間って本当に「いい」か~?

 

 人間って、いいですよね。

 2023年になってしまったので、2023年の抱負のような何かを書きました。

 「いつのまにか西暦2023年になっていた!」、その謎を解明するべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった……。

 

 

『大人びている子供』という地雷

 幼い頃から、大人びている、大人っぽい、しっかりしている、頭がよい、と言われて育ってきた。(※自慢ではないです。)

 そう言われて育つと、8割ぐらい「自分はそうなんだろうな」と本気で思い込みながら育つことになる。なぜなら、本当は大して利口でも何でもないからです。利口な子供はちゃんと子供らしくしてるんだわ。子供なんだからおとなしく子供らしくしとけよっつー話なんだよね。過去の自分に言っています。

 多分、本来は人生のなるだけ早い時期に「おや……?」と気付く瞬間が来るのだろう。自分は自分が思っているより無能だとか、年相応の振る舞いだとか、価値観だとか。それは人によっては中学時代であったり、高校時代であったりするのかもしれないが、私の場合は、それが大学時代に来た。もっと言えば、大学生活も終盤に差し掛かり、就職活動に片足を突っ込んだ時だった。

 お、遅い……。気付いただけよかったけど。

 

「挫折の経験はありますか?」

 「ねーよ!」

 就活の場で頻出するこの設問に、かなり苦しんだ学生の一人だと思う。つまり「挫折するほどの挑戦や経験を積んでこなかった」のだ。少なくとも私の場合はね。

 もうあえて言わせてもらうなら「挫折の経験をろくに積まないまま就職活動に突入してしまったこと」が挫折に他ならない。現在進行形で挫折(のような何か)してんだよ。要するに人生舐めてきたんです!大した苦労も何も無いんです!何者でもないんです!名乗るべき名もございません。

 今思えば、それを素直に伝えていたら、もう少し上手く行った気がする。だって、きっとこういう若造は私一人ではないから。というか、新卒なんて大半がそうだろう。

 知らないことは素直に知らないと言う。

 知ったかぶりをしない。

 これが案外難しい。

 そういう度胸も人間としての素養のひとつだと学んだ。

 

適切な反抗期

 己の挫折経験を掘り下げるにあたって、「反抗期」の重要性も知った。

 今更過去のことを言っても仕方ないのだが、はっきり言って私は適切な時期に適切な形で反抗期を迎えられなかった人間だ。反抗期というのは、一度しっかり世界の理不尽に反抗する、という意味で、「子供」が「大人」になる上で必要不可欠と言っても過言ではない。重要なのは、これが青年期に、ある一定期間のうちに生じるという点である。

 先ほど私は反抗期が迎えられなかったと言ったが、捉えようによっては万年反抗期とも言える。

 つまり、文句ばっかりなのだ(最悪)。

 好きなものよりも、嫌いなもので自分を語るほうが得意ということだ。

 本当に、最悪だ……。

 そんなのはウエストランドの毒舌漫才だけでいいのよ。

 

 ここで最初の「大人びている子供」に立ち返ると、マジで「大人びている子供」なんて前世の記憶があるやつか、ただの斜に構えたキモいやつ(私)の二択でしかないんじゃないかと思えてくる。(そんなことはない。念のため。)それか、井口リスペクトしてる子供か……それはそれで嫌だ。

 

 これの厄介なのは、適齢期を過ぎた後に「あ……僕/私の反抗期……」と気付いたところで、社会的には既に反抗期を終えているべき年齢を過ぎているので、今更反抗期に入っても特に意味はなく、むしろ逆効果としかならないことだろう。

 いや、まあやってみる価値はあるんだろうね。本当に切羽詰まったらやります。

 私がいい歳して反抗期に突入しないで済む世界線でありますように。

 頼むぞ。

 

 話を戻して、じゃあどうするか?っていうと、もう頑張るしかないよ。反抗期を適切に終えられなかったことによる遅れは何なのか、ひとつずつ詳らかにしたうえで少しずつ直していくしかない。

 文句ばっかり、愚痴ばっかり言ってる暇があったらもう少しポジティブなこと考えるようにすること。人間関係でストレスを感じるのは大抵あなたの自意識過剰です。誰もあなたのことはそんなに気にしていません。人間の身なりをして、意思疎通ができれば一応、社会生活は送れます。

 ……頑張れーーーーーッッッッ!

 

そもそも性格が終わってる可能性

 ここまで「適切な時期に適切な反抗期を経なかったからか、私は大人になりきれず、かといって子供には戻れないので(泣)、人生つらいです;;」というような内容を未練たらしく書いてきたわけですが、ここまで考えた後に「いやそれお前(私)の性格が悪いってだけじゃない?」という最終兵器が登場します。

 フフッ……これね~~~、正直、これです。

 

 なので、今年はこの終わってる性格を少しずつ意識的に変えていきたいと思います。

 具体的には

  1. 好きなもので自分を語れよ
  2. 考えるな、感じろ

 の二本立てでお送りします。大雑把すぎる。もうダメな気がしてきた。

 でもがんばるよ……ちゃんとした人間になりたいので……。 

 

だからなんだってんだよ

 以上、特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」(本当に?)。

 

 ちなみに私自身が「斜に構えた畜生」なのでこういうタイトルになりました。他の畜生どもが「いいな いいな 人間っていいな」と歌っている間に「人間って本当にそんなに『いい』のかなァ~?」とか言ってるから!

こ う い う こ と に な る ん だ よ!

 

 人間って、いいですよね!

 人間になれるように今後も精進いたします。

 

今回の学び:目次機能の使い方を覚えました。

      えらい